「江戸・明治の風情伝える」魚町の糀屋太郎兵衛商店 店舗や糀室など国文化財に

2020年7月18日(土) 20:49

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200717糀屋太郎兵衛商店の夫婦

店舗兼主屋内部。現当主の高峰さんとなおみさん

 国の文化審議会(佐藤信会長)は17日、松阪市魚町の糀屋太郎兵衛商店店舗兼主屋他3件を含む建造物196件を登録有形文化財にするよう文部科学省に答申した。同商店は江戸時代から代々糀製造販売を行っており、当時からの商家の風情を今に伝える貴重な事例とされた。現当主の高峰茂明さん(61)は「受け継がれてきた職業と建物を引き継いできたことが評価された。これからも守っていきたい」と話している。

 同商店は、旧松坂城下町にあり、重要文化財の旧長谷川家住宅や特別史跡の本居宣長宅跡のある町並みの歴史的景観を形作っている。屋号は糀屋で、歴代当主は太郎兵衛もしくは太良兵衛を名乗ってきた。高峰さんによると、創業年は不明だが、過去帳から少なくとも江戸時代には商いをしていたことが分かる。父は18代を名乗っていたが、明確な記録は無いという。
 1893(明治26)年の松阪大火に……続きは本紙で

 

※高峰さんの「高」の字は、正しくは異体字です。

 

200718糀屋太郎兵衛商店 外観

店舗兼住宅の外観。出格子には糀の看板が=いずれも魚町の糀屋太郎兵衛商店で