検査体制「安心してほしい」 松阪市民病院 畑地副院長にインタビュー

2020年7月16日(木) 20:52

LINEで送る

200716畑地副院長

松阪のコロナ患者への医療提供体制は安心してほしいと話す畑地副院長=殿町の市民病院で

 新型コロナウイルスの感染者が再び県内や松阪地域で発生し始めた中、殿町の松阪市民病院統括副院長兼呼吸器センター長の畑地治医師・三重大学臨床教授(53)が15日午後、本紙の取材に応じた。畑地医師は、感染が少しでも疑われる人に対しては医師の判断で全てPCR検査を行う体制になっているとし、安心してほしいと述べた。コロナは誰でもなる病気で、感染した人の責任を追及するようなことがあってはならないとも。このほか今の状況や今後の見通しなどを聞いた。

 

 ──感染が再び広がっていますが。
 第2波が来ています。誰がなってもおかしくない状況です。そこでまず言いたいことがあります。感染した原因が仮に(感染した人の)身勝手な行動だとしても犯罪者のように扱うのは絶対駄目だと私は思います。聖人君子はいませんから。
 例え夜の町に出て騒いで感染したとしても、その人もなりたくてなったのではない。その人の責任を追及するのはやめないといけません。憎むべきは病、ウイルスであって個人ではない。温かい目で見守らないとあかんと痛切に感じています。切羽詰まった人の気持ちが分かるんですよ。

 

 ──県内の状況をどう見ますか。

 東京につられるように三重県でも患者が出てきたというのが現実です。安心していただきたいのは、県内はPCR検査を隅々までやっているということ。そこで言いたいことがあります。『私の検査をしてほしい』とやって来る人がいるんです。だるいとかなんとかで。それはやめてほしい。かかりつけ医なりが判断して必要とした人はいいんですけど、不必要な人まで検査をしていたらパンクしてしまいます。医師を信用してほしい。必要と判断された方は漏れなく検査しています。

 

 ──PCR検査については自身で書かれた物でも主張されていますね。
 「PCR検査の限界」のテーマです。検査を受ける人のうち実際の感染者の割合を有病率といい……続きは本紙で