重文の鴟尾1/2サイズで再現 嬉野釜生田町出土 住民協依頼で陶芸グループ

2020年6月29日(月) 20:29

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200629重文のしびを再現

無事に焼き上がった鴟尾と(左から)辻岡会長と馬場会長、和氣担当監=嬉野小原町の嬉野宇気郷公民館で

 松阪市嬉野釜生田町の釜生田辻垣内瓦窯(がよう)跡から出土した国重要文化財の二つの巨大な鴟尾(しび)を、2分の1サイズで再現し、展示する計画が進められている。地元嬉野中郷地区の中郷活性化協議会(辻岡孝明会長、51人)が、陶芸サークル・陶嬉(とうき)の会(馬場弘幸会長、36人)に制作を依頼した。半分サイズとはいえ大きいため技術的に難しい中、会員らは研究し、小さい方の鴟尾のレプリカをこのほど焼き上げた。この秋に瓦窯跡に据える予定。そして来年度、いよいよ大きい方のレプリカの作成に挑む。

 鴟尾は、1984(昭和59)年の発掘調査で見つかった7世紀後半代の穴窯から出土し、復元されたものが、嬉野ふるさと会館(嬉野権現前町)2階の嬉野考古館に展示されている。奈良時代の物で、大きい方は高さ148・6㌢、基底部幅48㌢、長さ119・2㌢、小さい方は高さ124㌢、基底部幅54㌢、長さ97㌢。この瓦窯跡は、旧一志郡の古代寺院の鴟尾や瓦などを焼成していたと考えられている。
 和氣清章嬉野地域振興局地域振興課文化・観光担当監(57)によると、瓦窯跡は調査後に埋め戻したため、見学者から「何もない」と残念がる声を聞くことが多かった。そこで鴟尾の

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