北から迫る「豚熱」 松阪へ7.5㌔、陽性イノシシ 県がワクチン協議

2020年5月28日(木) 20:42

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200529豚熱の地図

感染した野生イノシシが確認された場所を示したマップ。28日に陽性が確認されたうちの1匹は、津市美杉町の松阪市とは7・5㌔ほどしか離れていない場所で捕獲された

 県は28日、津市美杉町などで捕獲された野生イノシシから家畜伝染病・豚熱(ぶたねつ)の陽性反応があったことを明らかにした。県内では昨年6月にいなべ市で初めて確認されて以降、じわじわと南に感染が拡大していたが、今回の発見場所は松阪市の嬉野上小川町との境まで直線距離でわずか7・5㌔ほどの場所。11カ月かけ約70㌔南下したことになり、食い止められていない。県は松阪地域でも経口ワクチンの散布などが必要になるとして対応を協議している。

 豚熱は2018(同30)年9月、岐阜県の養豚場で発生が確認された。国内では1992(平成4)年以来26年ぶりだった。その後、中部圏から関東圏、さらに沖縄県と広範囲にわたって養豚場や野生イノシシへの感染が確認されている。
 県内では昨年6月、県最北端のいなべ市北勢町と同市藤原町で捕獲された野生イノシシ2匹で初めて感染が確認された。7月には同市の養豚場の死んだ豚2匹の感染が分かった。
 これを受け県は昨年10、11月、全ての養豚場……続きは本紙で