親しんだ観音堂建て直す 大台町大杉地区地域おこしの会 江戸期に悲話

2020年4月20日(月) 20:20

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200420大杉地区、観音堂を建て直す

建てられたばかりのお堂の前でくつろぐ村田さん夫妻。そばには由緒書きも=大台町大杉で

 多気郡大台町大杉の大杉地域おこしの会(村田稔会長、5人)はこのほど、地域の人たちが先祖代々お参りを続けてきた観音菩薩と薬師如来を祭る観音堂を、新しく建て直した。
 大杉地区には、南朝の遺臣・大原中務藤原正武により、1367(正平22)年に建立された寳峯山医王寺という寺があった。明治時代に廃寺となったが、住民らは代わりに墓地近くにお堂を建て、観音菩薩立像を祭り「観音さん」とあがめ親しんでいた。
 このお堂には紀州藩領だった江戸時代の逸話も。享保(1716~36)のころ、大杉村におさきという美しい娘がおり、藩の役人として滞在していた若侍の浅井三郎四郎と恋仲になった。村の若者たちは……続きは本紙で