飛鳥時代の門の跡発見 斎宮跡発掘調査 東西対照に並ぶ大型建物跡も

2020年1月22日(水) 20:41

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200122斎宮で門跡見つかる

棒が置かれている場所が門の跡。奥は中心建物があった可能性がある森=明和町竹川で

 天皇に代わって伊勢神宮に仕えた未婚の女性皇族「斎王」の宮殿があった多気郡明和町の史跡斎宮跡の竹川の発掘現場で、飛鳥時代の斎宮の中枢域から門の跡が見つかった。長方形の飛鳥時代の区画に東側から入る通用口らしい。昨年度に見つかっていた塀跡と建物跡の続きも発見。斎宮跡で最大級の建物が2棟並んでいたことが分かった。斎王が暮らした中心的な建物跡は見つからなかったが、北西側の森にあったと推定できるようになり、斎宮歴史博物館は来年度以降この森を発掘調査する計画。

 

 現場は、同博物館から南に約500㍍の近鉄山田線の線路沿い。昨年度、7世紀終わりから8世紀初頭の斎宮中枢域を区画する塀や掘立柱建物が見つかり、文献で確認される初代斎王大来皇女(おおくのひめみこ)の674(天武天皇3)年の就任の際造営されたものではと期待が高まった。区画は南北が正方位とずれるが東西約40㍍、南北約60㍍以上ある。
 本年度調査で、昨年度の塀跡の南側に2・1〜2・4㍍間隔で並ぶ塀跡の続きが見つかり、その途中の約3㍍間隔の二つの柱跡と、それらを挟む控え柱の……続きは本紙で