農水職員が猿知恵と勝負 おり手作りし農作物被害対策 改良で脱出防ぎ5匹捕獲

2019年11月30日(土) 20:10

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191130猿のおり

職員手作りの大量捕獲おり。中でトウモロコシを栽培して餌にした=辻原町で

 松阪市農水振興課は、猿の農作物被害を減らすため、職員が大量捕獲おりを手作りし、7月から辻原町に実験的に設置している。天井の開口部から入ると出られなくなる仕掛け。夏に一度群れの一部が掛かったが全て脱出されたため、改良したところ今月25日に15匹が掛かり、うち5匹の捕獲に成功した。現段階でも以前から市内に設置している遠隔監視・操作ができる高額なおりよりも効果が挙がっている。同課では脱出できないようさらに改良を重ねる考えで「猿との知恵比べ」となっている。
 
 おりは鋼管材の支柱を立ててメッシュ柵を四方に張り巡らせた1辺7・8㍍の正方形で高さ2・5㍍。天井部はトタン板を内側に向かって傾斜させて〝返し〟状に取り付け、中央に開口部を設けて、一度入ると脱出できないよう工夫した。
 県の獣害対策の研修会で視察した近隣市で住民が手作りし、効果を挙げていたのを参考にした。市販品もあるが約80万円もして予算がないため、職員が資材を買い集めて作ったところ約25万円でできた。4、5人の職員で14日かけて苦労して建てたため、その分の〝開発費〟も掛かっている。「設計図……続きは本紙で