「本丸石段に門あった」 松坂城跡 段差解消や手すり工事にも影響

2019年10月28日(月) 20:51

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191028松阪城跡の石段

必ずどこかに門があったと指摘があった石段。本丸上段から下段方向に撮影=殿町の松坂城跡で

 松坂城跡整備検討委員会(委員長=千田嘉博奈良大学教授、6人)の本年度2回目の会議がこのほど松阪市殿町の市教育委員会事務局であり、本丸などの石段の段差を低くして手すりを付ける整備に待ったが掛かった。城跡全体の園路整備と今後の発掘を考慮し、再検討が必要とした。一つには、古絵図には描かれていないが本丸の石段に門があったのが確実との指摘が千田委員長から出たことがある。市は次回以降に検討できる資料を提出することになり、年度内に工事できるかは不透明になった。

 

 松阪市では、この石段の段差を少なくし、手すりや補助階段を設置する工事を本年度中に行う計画で、工事場所の一部を発掘する事前調査を夏に終え、今回の委員会で詳細な整備案を提示した。
 それに対し千田委員長が、複雑な外枡(ます)形が組み合わせられた場所で、どこかに門が必ずあったと指摘。江戸時代の古絵図にはこの場所に門を描いたものはないが、江戸時代に無くとも創建期(1588年ごろ)にあった可能性があるとし、「舗装するなら、ここに門がありましたと顕在化した方がいいし、それによって整備方法も変わる」と述べた。他の委員も、舗装する場所は全面……続きは本紙で