安楽寺に快慶作の仏像 県内で初めて全身像を確認 県博で初公開

2019年10月5日(土) 20:28

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191005安楽寺の快慶の仏像、県立博物館で初展示

快慶作の全身像として県内で初めて確認された阿弥陀如来立像

 松阪市安楽町の安楽寺(佐藤順晋住職)に安置されていた阿弥陀(あみだ)如来立像が鎌倉時代の有名仏師・快慶の作と分かり、5日から津市一身田上津部田の県総合博物館で開催の企画展「三重の仏像」で初公開された。仏像に詳しい市文化財保護審議会委員の西方寺(松阪市清水町)の藤田直信副住職(45)の調査がきっかけで存在が分かった。県内で快慶の作が見つかるのは2例目で、全身像は初。同寺にある地蔵菩薩(ぼさつ)立像も快慶作の可能性が高いことが分かった。
 
 
 阿弥陀如来立像は、鎌倉時代の物で高さ78・2㌢のヒノキ製。表面の金箔(きんぱく)が残るなど保存状態が非常に良い。本堂脇間にあり厨子が長年閉じられたままで、知られていなかった。
 2009(平成21)年に藤田さんが安楽寺の脇仏調査をした際、顔や胸周りや太もも辺りの衣のしわの表現、大きさなどから快慶作ではないかと気付き本格調査。台座を外すと足ほぞに墨書があったが、削られていて判読できなかったため翌年「快慶もしくは当人に非常に近い人物」の作と……続きは本紙で