南方の種・ベニトンボがなめり湖で見つかる 以前は国内では鹿児島だけ生息

2019年10月3日(木) 20:12

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191003ベニトンボが市内で見つかる

9月30日になめり湖で見つかったベニトンボ

 松阪市嬉野地区にあるため池・なめり湖で9月30日、これまで市内で確認されていなかった南方系のトンボ「ベニトンボ」が見つかった。50年前までは台湾以南の東洋熱帯を中心に分布し、国内では鹿児島県だけで見られた種類だが、地球温暖化の影響で台湾のものが徐々に北上し、近年は県内の南牟婁郡紀宝町や熊野市で数例発見されていた。他地域で生息するトンボが市内で発見されたのは27年ぶり。

 

 なめり湖は嬉野森本町と嬉野宮野町にまたがり14・9㌶。2020(令和2)年度から市による補修工事が予定されている。
 ベニトンボは同日、工事の前に希少な生き物がいないかを調査した際、環境省の国内野生動植物種保存推進委員の刀根定良さん(61)=猟師町=が雄1匹を確認した。
 腹部が濃いピンク色なのが特徴で、50年ほど前までは台湾以南に体長約4㌢のもの、鹿児島県には薩摩半島の池田湖と鰻池のみに体長約3・5㌢のものが生息していた。温暖化が進むと台湾のものだけが……続きは本紙で