高まれ!若者の応募意欲 松阪市展第60回記念 昨年度はピークの3割減に

2019年9月19日(木) 20:39

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190919昨年の市展の審査風景

応募点数が過去最少だった昨年度の審査風景。今年は反転できるか=外五曲町の市文化財センターで

 松阪市展は今年で60回目を迎える。しかし、作品の応募点数は近年減少傾向が顕著で、2018(平成30)年度の応募数は286点と現市発足後最少を更新、ピークの09(同21)年度の416点と比べて約31%も減った。高齢化と人口減少に加え、審査員を務めてきた関係者らが話すのは、若者が展覧会などで腕を競う意欲を無くしてきている点。高齢者の出品も減り、若者の出品も少ないという。市文化課では、60回記念の今年、3種類の記念賞を設けるなどして魅力を高めようとしており、効果が注目される。

 

 合併後の応募数の部門別のピークは、写真が06(同18)年度、彫刻・工芸が07、08年度、絵画、書道は09年度と10年余り前。逆に最少は、彫刻・工芸が05年度と市発足年だが、書道は15(同27)年度、絵画と写真は18年度で、ここ数年の減少が著しい。市文化課は要因として、人口減の他、社会全体で手で物を造る機会が減っていること、市展の敷居が高いイメージがあることと考える。
 昨年度の応募がピーク時の7割以下だった絵画部門について、審査員も務めてきた日本画家で松阪美術協会会長の山本静香さん(84)は、「年々、若い人が……続きは本紙で