鈴の森にチョウトンボ戻る テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く作戦」成果

2019年8月29日(木) 20:18

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190829チョウトンボ

外来種生物の駆除で復活したと見られるチョウトンボ=外五曲町の鈴の森「修景池」で

 松阪市外五曲町の鈴の森にある修景池は、チョウのようにひらひら飛ぶチョウトンボの市内唯一の生息地と言われているが、近年、数が少なく、幼虫が外来種生物に捕食されているのでは、と危惧されていた。昨年10月にテレビ東京の池の水を抜いて外来種を捕獲する番組に依頼して約160匹の外来種を捕獲したところ、今年は多数のチョウトンボが池の周辺を飛び回っているのが確認された。トンボ研究家・刀根定良さん(61)=猟師町=は「生態系を維持するには、今後も時々外来種生物を駆除する必要があるが、まずは観察会を開き、市民が身近にいる希少種の存在に関心を持ってもらうことが大事」と話している。
 同公園は、1998(平成10)年度から市がカネボウ綿糸工場跡地に整備を進め、2001(同13)年に開園。修景池の水は、井戸からくみ上げているため、冷たい水が滝となって流れ込む。市民団体から「メダカやトンボが生息する池にしたい」との声があり、市と刀根さんが相談し、外来種から身を守るのに最適な植物を移植するなどして環境を整えてきた。
 チョウトンボは美しい黒藍色の羽がチョウのように大きいトンボで全長4〜5㌢ほど。東アジアの池沼に広く分布し、日本でも全国に生息する。市内でも昔はため池や沼にたくさんいたが、開発で姿を消し、今では修景池にしか生息していないという。
 テレビ東京の人気番組「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」で……続きは本紙で