乾家の史料を初公開 江戸で煙草・荒物6店舗 2年前に市寄贈の40点

2019年8月9日(金) 20:56

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190809乾家の展示

玄々斎の書状や月点前の道具と乾さん(右)と金子知世研究員=本町の旧小津清左衛門家で

 江戸から明治にかけ、江戸に店を構えた松阪市清水町の豪商・乾九兵衛家に伝わる生活道具類や古文書が2017(平成29)年に同家から市に寄贈されていたが、現在本町の旧小津清左衛門家で初めて約40点が公開されている。展示を控えた調査で、煙草(たばこ)・荒物商で最盛期に江戸に6店を構えていたことや、当主が裏千家の高弟で11代家元・玄々斎(1810〜77)も宿泊したことなどが明らかに。あまり分からなかった松阪周辺の在郷商人について知ることができる貴重な史料という。

 

 同家の家系図では、初代を元祖、2代目を1代と数えており、現在の当主は13代の市非常勤職員・乾佐知子さん(54)。12代の母が亡くなったのを機に「松阪の歴史を残すため役立ててもらえれば」と、母屋や土蔵にあった生活用具類約408件と多くの古文書、掛け軸を市に寄贈した。しかし乾さんも……続きは本紙で