「八百久」県史に登場 マックスバリュ中部の前身 創業者の中西さん「感激」

2019年8月8日(木) 20:17

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190808八百久創業の中西さん

県史を手にこれまでの歩みなどを振り返る中西さん=中央町のフレックスホテルで

 今春発行された県史に、松阪市に本拠を置いていたマックスバリュ中部㈱の前身・八百久(やおきゅう)が登場している。創業者で㈱フレックスホテル会長の中西久雄さん(94)=川井町=はこれまでの歩みを振り返りつつ「県史に紹介されて感激している」と話している。

 

 八百久の歴史は1947(昭和22)年、父親を早くに亡くし兄を戦争で失って一家を支えることになった中西さんの船江町の青果店から始まる。商売を重ねる中で、中西さんに自責の念が出てくる。「10円で仕入れて13円や15円で売る」利益という考え方に罪悪感を感じるように。
 罪悪感を抱えつつ過ごすある日、講演会に誘われた。講師は小売流通専門の出版社「商業界」主筆で、副社長などを務めた新保民八さん。中西さんはこの気持ちをぶつけた。すると新保さんは「全員が買い出しに行ったら大混乱になる。中西さんが代表して買いに来ているんだ」。この一言で目が覚めた。
 店は59(同34)年に㈲八百久食料品店となり、67 ( 同42 ) 年、㈲八百久フードセンターと……続きは本紙で