「平成」古代人も願い 朝見遺跡出土の杯に墨書 全国初の可能性も

2019年4月26日(金) 20:15

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190426「平成」土器

朝見遺跡から出土した「平成」と墨書された杯=明和町竹川の県埋蔵文化財センターで

 松阪市立田町と和屋町にまたがる朝見遺跡で出土した平安時代の土器に「平成」の文字が墨書されており、全国唯一の可能性が高いことが県埋蔵文化財センター(多気郡明和町竹川)の調べで分かった。同センターの中井英幸主幹は「周辺で水害が多かったため、平穏を祈り、水神への願いが込められたものとみられる」と話す。5月11日には嬉野川北町の県埋蔵文化財センター嬉野分室で開く考古学講座で、一般にお披露目する。
 土器は2015(平成27)年の緊急発掘調査で発見された。平安時代に人為的に掘った幅3㍍の区画溝だった場所から出土した。10世紀前半の平安時代中期に作られたもので、直径約16㌢の杯の一部で、文字の大きさは約3㌢角。
 遺跡からは、同様の杯が300点ほど見つかっており、「平」または「成」の……続きは本紙で