父89歳の影響でダンス 送迎の長女も一緒に

2019年3月14日(木) 20:00

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89歳父とダンス

父子で手を取り、社交ダンスを楽しむ森岡さんと純子さん=飯高町宮前の飯高公民館で

 「お父さんと手をつなぐことが、ダンスになると当たり前になる」ーー。昨年11月に悪性軟部腫瘍で妻を亡くした松阪市飯高町森の森岡一明さん(89)の元に、「一人暮らしが心配」と奈良県から声楽家の長女・純子さん(60)が訪れ、週に3日、一緒に暮らしている。毎週水曜日には、社交ダンス教室に通う父に影響されてダンスを始めた。父から手ほどきを受けて一緒に踊り、楽しいひとときを過ごしている。

 

 妻・靖子さん=享年(81)=は2017(平成29)年12月に腫瘍を取る手術をし、すっかり元気を取り戻した。しかし約半年後、全身に転移していることが発覚し、18(同30)年8月に再入院。強い抗がん剤を投与すると食欲が一気に落ち、意識がもうろうとした。四日市市に住む次女・明子さん(56)と純子さんが2日交代で病院に泊まって看病。夜になると妄想が始まり、旅館のおかみだったころに意識が戻っては「早く料理を盛り合わせて」などと娘たちに指示が飛んだ。11月に他界すると一人残された森岡さんがうんと落ち込んだ。
 70歳まで材木屋を営んでいた森岡さんは、20歳のころから……続きは本紙で