生きる糧は「頼られること」 伴侶失った男女の出会い 高齢化社会映す現象

2019年3月13日(水) 20:01

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伴侶失った男女の出会い

会話をしながら楽しく食事をする高津さん(右)と荒井さん=京町の高津さん宅で

 「人間一人では生きられない」ーー。長年連れ添った伴侶を失った男女が会話しながら一緒に食事することで失意から立ち直り、元気を取り戻す例がある。再婚するわけでもなく、男女の付き合いをするわけでもない。その不思議な関係は深刻な高齢化社会を映すひとつの現象として捉えることができる。その二人を取材した。

 

 話を聞いたのは松阪市京町の高津信雄さん(84)と同町・荒井美恵子さん(87)。妻を2008(平成20)年に亡くした高津さんは、その後、自分で食事の支度をするものの食欲が湧かずに廃棄することもあり、好物の肉もおいしいと感じず喉を通らなかった。毎晩耐えきれないほどの寂しさを紛らわすために犬を飼ったほどだった。
 荒井さんも同じころに60年間連れ添った夫を亡くした。食欲がなくなって体力が落ち、孫の結婚式にも……続きは本紙で