紀州藩主筆の古事記伝題字も 記念館企画展で資料など84点 宣長さんと和歌山の縁知る

2018年12月6日(木) 20:00

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本居記念館の冬の企画展

御前講義を行ったときの見取り図「和歌山城内講筵の図」や「慶賀の詠草」=殿町の本居宣長記念館で

 松阪市殿町の本居宣長記念館(吉田悦之館長)は3月3日まで、冬の企画展「君のめぐみー宣長と和歌山」を開催し、紀州徳川家に仕官した宣長が3度にわたり和歌山を訪れ、藩主に講義した様子を図式化した資料など84点を展示し、藩と宣長の関係を表している。
 同館では、年に4回、企画展を開いている。今回は、1792(寛政4)年12月3日に、紀州徳川家に仕えたことや、94(同6)年から1800(同12)年の冬季に3度にわたって和歌山を訪れたことから、季節に合わせて展示を企画。60歳を過ぎ、「古事記伝」の刊行や門人との質疑応答などで多忙な時期に仕官し、藩主へ古典の講義をしていた様子が伺える資料を集めた。
 紀州藩第10代藩主・徳川治宝(はるとみ)筆の「古事記伝御題字」は、宣長の没後21年目の1822(文政5)年に出版した「古事記伝」の題字となったもの。藩主・治宝は……続きは本紙で