積んだ時期判明など期待 松坂城表門跡右側の石垣 1月までに解体修理

2018年9月10日(月) 20:00

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松坂城跡の発掘調査

表層の近現代の層を取り除く調査が行われた表門跡右側の石垣の上面。近現代のガラス片などが出てきた=殿町の松坂城跡で

 松阪市殿町の国史跡・松坂城跡の表門そばの石垣で、保存修理のための工事が近く始まる。入札は13日で、設計金額1425万1千円、工期末は来年1月31日。これを控え工事の方針などを決めるための発掘調査が8月下旬から先週にかけて行われた。江戸時代の土の層の上にある近現代の盛り土部分を取り除いて遺構を調べた。近く結果を整備検討委員会に報告する。

 

 表門跡右側の石垣は、角の上部に高さ約20メートル、幹周り3・1メートルのクロマツが生えていたため、根で石が押し出され、いずれ崩れる恐れがあるとして2月に伐採した。本年度中に根を除去し半解体修理をする。工事に合わせて、影響の出る範囲を発掘調査し、記録に残す。
 今回の発掘調査では、クロマツの周囲6メートル×4メートルを専門家の評価の対象となる江戸時代の層に到達するまで面的に掘り下げた。理由は不明だが江戸時代の層の上に近現代の土がかぶせられており、瓦やガラス瓶の破片などが出た。
 また、この場所が盛り土なのか元の山を削った切り土なのかという以前からの疑問を解決するため、幅1メートル、長さ5〜6メートルほどのトレンチ(溝)も掘った。文化課によると、切り土に……続きは本紙で