床下から土瓶5個見つかる おいの子の物かも 小野江町の松浦武四郎生地で

2017年5月12日(金) 20:00

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武四郎生地から土瓶など

床下から見つかった五つの土瓶のような陶器。中に土があり、褜かもしれないという

 保存整備中の松阪市小野江町の市史跡・松浦武四郎誕生地で、建物の基礎工事の中で主屋の床下に陶器製の土瓶のような物が5個置かれているのが見つかった。中に乾燥した土のような物があり、松浦武四郎記念館の山本命学芸員は「昔の風習で、褜(えな=胎盤)を入れたのでは」と話し、武四郎(1818〜88)のおいの子供5人の胎盤を収めたものではと推測している。

 山本学芸員によると、土瓶は緑色の物や素焼きの物で、床下の土の上に置かれていた。昔は褜をつぼなどに入れて埋めたり床下に置いたりする風習があり、これもその可能性が高いという。
 だが、残念ながらこの家は「誕生地」となっているものの、1818(文化15)年に武四郎が生まれたのは近くにある同町内の別の場所。武四郎が20代前半のころに実家が今の家に引っ越したと考えられている。
 そのため褜はそれ以降に生まれた松浦家の子供のものの可能性が高く、年代などから「家を継いだ武四郎の兄の長男の5人の子供たちのものではないか」と……続きは本紙で