ネコギギ(国天然記念物)のすみか奪う? 近縁種の大型魚ギギが10年で5倍に 大台町・宮川上流

2017年5月3日(水) 22:17

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 多気郡大台町などを流れる宮川で、国内移入種の魚・ギギが、ここ10年余りで5倍に増えていることが、同町久豆で自然体験活動を行っている大杉谷自然学校(大西かおり校長)の調査で1日までに分かった。同校はイベントなどを通じて定期的な駆除を行っているが、これ以上増えると、在来種の国天然記念物の魚・ネコギギの生息域を奪うなどの悪影響が懸念される。

 どちらも肉食、夜行性のナマズ目ギギ科で、ごく近い近縁種。ギギは関東以南に広く生息しており、体長は最大約30㌢。一方、ネコギギは県内など伊勢湾、三河湾に注ぐ河川にのみ生息していて、体長は最大でも13㌢ほど。ギギは以前行われていた琵琶湖産のアユの稚魚の放流に交じり、侵入したとみられる。
 同校は、2005(平成17)年からほぼ毎年、同校周辺で夜間潜水目視調査を行っている。昨秋の調査では多いところで300㍍区間に約100匹のギギが確認された。地点によっては調査開始時と比べ5倍に増えている。
 一方のネコギギは小さく岩場の陰などに……続きは本紙で

170502ギギ

宮川で捕獲されたギギ。ここ10年余りで5倍に増えた地点も=大台町久豆の大杉谷自然学校で