傷ついた石仏3体を新調 泰運寺の三十三観音 住民有志ら寄贈や寄付

2017年3月29日(水) 20:00

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泰運寺の地蔵

新調された仏像に喜ぶ宮本住職=飯高町波瀬の泰運寺で

 拝むと西国三十三所の霊場を巡礼するのと同じ御利益があるといわれる松阪市飯高町波瀬の曹洞宗泰運寺(宮本泰源住職)の三十三観音は、33体中3体が風化や損壊などで傷ついていたが、住民有志らがこのほど、寺を思う気持ちで新調した。宮本住職(68)は「ご本尊様も喜んでみえる」と感謝している。
 同寺は国道166号から約1・7キロ登った山の中の禅寺で、檀家(だんか)を持たない祈とう寺。
 三十三観音は参道沿いに、ほぼ等間隔に並べられており、京都府の清水寺、奈良県の長谷寺など西国三十三所の写し霊場とされる。
 置かれた時期は不明だが、1体ごとに江戸時代の街道筋の大店「大坂屋」や「あぶらや」などの施主の名が刻まれ、33番目の石仏には1844(天保15)〜69(明治2)年の住職を示す「当世八世」の文字がある。
 1体の高さは35〜45センチで、千手観音や十一面観音、さらに立像や座像など種類や姿はさまざま。2005(平成17)年には大雨やがけ崩れなどで流失した19体を……続きは本紙で