小津映画看板リニューアル 愛宕町の青春館 中西さんこん身の作

2017年3月28日(火) 20:01

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小津青春館

新しいものに入れ替えた手描きの映画看板と、描いた中西さん=愛宕町の小津安二郎青春館で

 松阪市愛宕町の小津安二郎青春館はこのほど、正面玄関上部に掲げる手描きの小津監督作品の映画看板5枚を新たな物に入れ替えた。今回は、「父ありき」「晩春」など「家族」がテーマの5作品のもの。入れ替えは3度目で、開館時のものから数えて4代の全てを、市内で唯一今も手描きの映画看板を手掛ける茶与町の看板業者・博栄堂会長の中西博司さん(78)が描いている。
 
 小津監督の資料を展示する同館は2002(平成14)年に開館した。9歳から10年間愛宕町で過ごした小津監督がよく通い、監督を志す礎を築かせた同町にあった映画館・神楽座の外観をモチーフにした建物。
 正面に映画看板を掲げているが、12(同24)年3月の前回の入れ替えから5年たち、色あせてきたため入れ替えた。小津作品は家族を中心に描いた物が多いが、今回はその中でも代表的な物を選んでおり、東京物語など前回と同じ作品もあるが場面を変えている。費用は約27万7千円。前作は塗り直して保管し、同館イベント時などに展示する考え。
 中西さんは18歳から手描きの映画看板を手掛け、長谷川一夫主演の忠臣蔵や勝新太郎主演の座頭市、ゴジラシリーズ、オードリー・ヘプバーン主演のローマの休日などをはじめ、市内の……続きは本紙で