「やめないで・・・」と励ましコール 創業1820年の中山酒造 全焼の不運から再開へ

2017年3月15日(水) 20:00

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中山酒造

焼け残った175年前の酒蔵(右)で酒造りの再開を決めた中山さん夫妻と全焼した酒蔵(左)=小阿坂町の中山酒造で

 2月6日の火災で酒蔵が全焼した松阪市小阿坂町の中山酒造㈱(中山利昭代表取締役社長)が、今月中にも酒造りを再開しようとしている。一時は廃業も考えたが、思いがけず多くの人からの励ましや支援を受け、その気持ちに何とか応えようと復活を期すことにした。機械や資材のほとんどが焼けて困難だが、無事だった1842(天保13)年築の酒蔵で今月中にせめて1銘柄でも仕込み、10月から本格的に生産を再開したい考え。
 
 同酒造は、1820(文政3)年創業。質の高い地元の地下水を生かした代表銘柄「白米城」など年間で一升瓶1万本弱の日本酒を生産する。
 火災は、仕込みの電熱器のショートによるもので、仕込み蔵とこうじ室、資材倉庫、瓶詰め場と事務所を全焼し、仕込み中の酒も焼けた。中山正昭代表取締役専務(57)は「直後はどうしていいか分からない状態だった。年と共に……続きは本紙で