イノシシ被害が深刻 犬と飼い主襲われる 多気町丹生で

2016年11月26日(土) 20:00

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イノシシ被害

地域を囲む柵も下を掘られてイノシシの進入路となる。ブロックを置いて応急措置を取るもいたちごっこが続く=多気町丹生で

 多気郡多気町丹生で現在、イノシシによる被害が深刻化している。先月には、襲われた飼い犬が重傷を負った。丹生区(橋本寛明区長、350軒)では手に負えなくなってきたとして、「有害鳥獣捕獲依頼書」を町に提出し対策強化を求めている他、自主的な防衛策を講じようと検討している。
 同区は大半を2011(平成23)年に設置した獣害防止柵で囲まれているが、田川沿いと勢山荘裏側のそれぞれ約1キロ区間には柵がない。また柵の下に穴を掘り抜け道となっているところも多く、田畑の被害が頻発している。特に朝晩は目撃回数が多いという。
 10月には同川沿いの柵の切れ目になっている辺りにある工場敷地内で、飼い主の50代男性と6歳のシバイヌに対して突然現れた大型のイノシシが突進し、男性は無事だったが、犬が牙で突き刺され重傷を負った。周辺には民家約20軒があり、地域住民は不安を強めている。
 有害鳥獣捕獲依頼書を区が提出するのは今年2回目で、前回は6月に約2千平方メートルの水田が荒らされた件で提出した。人や飼い犬が襲われたケースは……続きは本紙で