7期に分け石積み考察 松坂城跡調査 天守台付近が氏郷のころ

2016年11月7日(月) 20:00

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松坂城跡石垣2

角石が算木積みになり切っておらず、自然石で反りがない天守台の石垣=殿町の松坂城跡で

 県教育委員会社会教育・文化財保護課の竹田憲治記念物民族文化財班長が、市教委が作成した石垣台帳を元にこのほど、松坂城跡の石垣189カ所について、積み方や石材の加工度を元に、初めて年代を推察して資料にまとめた。天守台の周りは氏郷の時代の石垣と見てほぼ間違いないこと、古田の時代に造られたと思われる石垣が多いことなどがあらためて確認された。竹田さんは5日に市文化財センターであった講演会でこの研究成果を披露した。
 
 竹田さんは文化財保護行政に携わり、多くの城郭研究にも携わる。市教委が、2014(平成26)〜15年度の石垣調査で、全ての石垣の現状を面ごとに番号を付けて把握した「石垣台帳」というべき資料を元に、2日間かけて見回り、調査した。
 石垣の角部分の▼算木積み(石垣の角部分で直方体の石の長辺、短辺の向きを交互に変えて組む積み方)の発達度▼石材の加工度▼稜線(りょうせん)の反り▼意匠石垣の有無▼平石の積み方▼矢穴の有無▼転用石の有無▼部分的な落とし積み▼積み直しーーの要素を確認して分類。現存する絵図や史料と対比させ……続きは本紙で