便せん3枚に平和の尊さ記す 柿野小児童へ町のタイムカプセルに 30年前に元校長が手紙

2016年10月6日(木) 20:01

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30年前の手紙

30年前にしたためられた堀出元校長からの手紙を手にする瀬之上校長=飯南町深野の柿野小で

 松阪市飯南町深野の市立柿野小学校(瀬之上敏生校長、81人)に、戦前、戦中と1956(昭和31)年4月から65(同40)年3月までの計16年間同校に勤務した元校長が、30年前に今の子供たちに宛てて書いた手紙が9月30日に届いた。手紙の主は、当時77歳で飯南町中央公民館長だった飯南町下仁柿の故・堀出平一さん。同町が町政施行30周年記念の1986(昭和61)年にタイムカプセルに入れるため住民から公募した未来へのメッセージに託していた。戦争中の学校を振り返り、21世紀の子供たちに平和な世界を築くよう呼び掛けている。
 
 堀出さんは飯南町下仁柿に生まれ、柿野小の前身の柿野尋常高等小学校に通った。開戦前年から7年ほど教諭として、56(同31)年から9年間校長として同校に勤務。68(同43)年から3期12年町議を務め、98(平成10)年に89歳で亡くなった。
 タイムカプセルは、町民の約4500通の手紙や町政資料などを入れて埋め、今年掘り出した。
 堀出さんの手紙は長男の元大学教授・稔さん(70)=津市久居桜が丘町=が親戚を通じて受け取った。家族宛ての手紙と共に「柿野小学校の皆様へ」という手紙があったため……続きは本紙で