全日本そろばん“マスターズ”競技開催 手先動かし脳トレ40歳以上対象 中尾さんら11月立ち上げ

2016年9月24日(土) 20:00

LINEで送る

そろばん

初の全日本マスターズ珠算選手権大会への参加を呼び掛ける大塚さん=立野町で

 全国で初の40歳以上向けのそろばん大会が、11月12日に松阪市中央町のフレックスホテルで開かれることになった。小学生から高校生向けの競技会は多いが、“マスターズ”大会はこれまでなかった。飯南・飯高地域でそろばん教室を開く飯高町森の中尾三紀子さん(54)が全国の珠算教室の先生に呼び掛け、新たに競技連盟を立ち上げて開催にこぎつけた。「読み・書き・そろばんが必須だった世代にぜひ参加してほしい」という。
 
 中尾さんによると、2年ほど前に知人を通じ、60代後半の男性が「わしらの世代のそろばん大会はないんかな」と言っていると聞いた。「ないですね」と答えたが、その後「やってみたら面白いのでは」と思った。全国の先生たちに相談したところ、賛同を受けた。
 3年ほど前から関東や関西の都市部では、大人対象のそろばん教室やカルチャーセンターの講座が増え、主に40〜80代の主婦や会社員、シニア世代が通う。手先を動かし脳の活性化になることや、昔習っていた人が多く取っ付きやすいためで、中尾さんも「幾つになってもでき、頭を使うそろばんが、元気で活力ある高齢社会を実現する一つのツールになれば」と考える。
 だが、国内三つの珠算連盟は、どこもマスターズの大会は開いていない。そこで、有志12人で新たに「全日本マスターズ珠算競技連盟」(本部=松阪市、大垣憲造会長)を昨年8月に立ち上げ、中尾さんが実行委員長になって「全日本マスターズ珠算選手権大会」(三重県、松阪市など後援)を初めて開くことにした。
 松阪木綿手織りセンター元所長の故・田畑美穂さんが考えたキャッチフレーズ「ロマンとそろばんの町松阪」にちなみ……続きは本紙で