平安期の宮中の秋「重陽の節句」で企画展 いつきのみや歴史体験館

2016年9月3日(土) 20:00

LINEで送る

いつきのみや展示

重陽の節句にまつわる宮中行事を再現したコーナー=明和町斎宮のいつきのみや歴史体験館で

 多気郡明和町斎宮のいつきのみや歴史体験館は同館で、長寿や邪気払いを願いキクを飾る平安時代の宮中行事「重陽(ちょうよう)の節句」をテーマにした展示「いつきのみやの秋」を開いている。13日までで観覧自由。
 古来キクは不老不死の薬草とされ、奈良時代初期の天武天皇の時代には、宮中行事として「菊花の宴(うたげ)」が開かれていたとされる。平安時代には「重陽の節句」として、貴族の秋の恒例行事として定着した。同館は毎年この季節に、同節句を紹介する展示を開いている。
 会場には、菊花の上に綿を置いて朝露を集め、その綿で顔や体をなでることで邪気を払い、長寿を保つとされた風習「菊の着せ綿」や、菊花と歌を出し合って優劣を競う王朝人の遊び「菊合わせ」などの再現コーナー、菊花の模様が入った着物や舶来の書物、花札などを紹介するコーナー、「未生流」の菊の生け花、同節句を読んだ平安時代の和歌を集めた……続きは本紙で