松阪縞ルーツはラオス国境付近か 訪越し布の写真に「そっくり」 ベトナム説で小林副市長

2016年8月30日(火) 20:01

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ベトナムの話をする小林副市長

松阪縞のルーツを訪ねる中、ベトナムで入手した年代物の縞柄の布を披露する小林副市長=市役所で

 松阪木綿の縞(しま)柄のルーツをベトナム奥地の村の布とする説について松阪市は、松阪縞にさらにストーリー性を持たせてPRする要素にしたいと模索している。中心になっている小林益久副市長は今月、市と観光協定を結ぶ同国のホイアン市を訪問するのに合わせ現地入り。ルーツとされる現物を手にするまでには至らなかったが「(写真で)そっくりだった」と今後の展開に期待を膨らませている。
 
 松阪縞のルーツについては、松阪市出身で海運業を営んだ江戸時代初期の商人・角屋七郎兵衛(1610ー72年)がホイアンの日本人街の頭領だったことなどから、ベトナムの布「柳条布」に求める説が以前からあった。それに加え最近、松阪木綿とベトナムの関係を研究するハノイ国家大学のファン・ハイ・リン教授が、同国山岳地帯の少数民族の衣装の柄との共通性を唱え、研究している。
 学術的な研究が行われていることを受け、小林副市長はホイアン市で開催の日本祭出席のための訪越(15〜17日)を利用し、リン教授らと同国中央部のクァンナム省西部のナムザン郡ザラ村を目指すことに。
 16日にザラ村に。小林副市長によると、状態の悪い舗装道路をホイアン市から車で西に約3時間。観光客向けに織物の実演をしている村だが入口に大きな門があり、許可を得て入る形だった。人口や広さは分からなかったが小学生が15人いると説明を聞いた。
 そこで、ビンテージ(年代物)として販売されていた布を、ポケットマネーの約1万5千円で購入した。松阪木綿のような紺色の地に赤色などの縞があり「少なくとも50年以上昔のもので、100年近い物ではないか」と……続きは本紙で