中国産コイが祓川で“悪さ” 希少なタナゴ類の産卵場所の二枚貝をパクリ

2016年8月27日(土) 20:00

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祓川のコイ

今年1月に実施した駆除では体長60〜76センチのコイ10匹を捕獲した=明和町の祓川で

 多気郡明和町を流れる田川水系の祓川で、コイによる環境への影響が以前から懸念されていたが、県や県総合博物館による調査の結果希少なタナゴ類の産卵場所になる二枚貝への食害が確認された。県は2018(平成30)年度までを目安に詳細な調査をまとめ、対応に着手する予定。
 県は年2回、同川の一部を仕切っての捕獲調査をしている。捕獲されるのは毎回多くて10匹ほどだが、40〜70センチの成魚ばかりで、幼魚は捕獲されていない。捕獲されたコイは遺伝子調査の結果、全て中国産のコイと判明しており、どこかから逃げたものが流入したか、何者かが放流したとみられる。胃の内容物から二枚貝の残骸が多く発見された。
 同川には、ドブガイ類やカタハガイなど7種の二枚貝が生息しているが、11(同23)年の貝類の生息数調査では02(同14)年の調査に比べ1平方メートル当たり17・3個から3・4個と減少……続きは本紙で