松阪市飯南町粥見の製茶業・茶来まつさか(中村吉勝代表取締役)が、栽培している突然変異の黄色い葉の茶が新芽を出し、緑の茶畑が広がる一帯の中で、黄金色のじゅうたんを広げたように鮮やかに輝いている。
黄色い茶葉は、「やぶきた」種の突然変異。茶畑の中に1本だけ「枝変わり」として違う性質を持った黄色い芽が現れることがある。通常は一緒に刈ってしまうが、20年ほど前、同社の岡田巧専務(52)の亡父が、趣味でこの芽の挿し木を繰り返し、増やしてきた。
現在5㌃で栽培し、2年前に初めて製茶したところ、穀物やトウモロコシのような香りを…………(続きは本紙で)

黄金色の茶畑と中村代表=飯南町粥見で