明和町・祓川で今夏急増 外来種のオオカナダモ 在来水草追いやられる

2016年8月20日(土) 20:00

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オオカナダモ大量

大繁茂し、水面を覆うオオカナダモ(白く見える部分)=明和町斎宮で

 多気郡明和町を流れる田川水系の祓川で、外来種のオオカナダモがこの夏に急増。斎宮の祓川橋周辺などで水面まで埋め尽くしている様子に、地域住民は生態系への影響などを心配している。
 オオカナダモは南米原産のトチカガミ科の水生植物で、湖沼や川の下流域に育つ。茎の長さは約1メートルになり、低温や水質汚濁などの悪条件にも耐え、増えやすい。アナカリスの名で観賞魚を飼う際の水草としても売られ、琵琶湖や木曽三川など国内各所に広まり、在来水草の成長を妨げるなどの問題になっている。
 祓川は、自然堤防が多く残り、タナゴやネコギギをはじめとする貴重な生物が多数生息する他、各所で湧水が出ている。また毎年地域の小学生が水生生物調査を行うなど学びの場にもなっており、県内でも自然と地域が共存した希少な環境が維持されている。
 普段から祓川橋周辺の管理や景観向上活動、水生生物調査をしている地域おこしグループ「むらおこし・さいくう祓川」(田所利郎代表、12人)によると……続きは本紙で