
竹あかりで幻想的な風景の中、参拝する人々=中町の岡寺山継松寺で
松阪市中町の岡寺山継松寺(柏木文雄住職)で9日午後6時20分から行われた「四萬六千日」に合わせて、5月の伊勢志摩サミットのディナー会場で披露された書家・伊藤潤一さん(29)=松阪市平成町=と、竹あかり演出家・川渕皓平さん(31)=津市美里町=による「竹あかり」イベントがあった。ろうそくや電球を入れた竹筒が参道や境内各所を優しく照らし、幻想的な風景を写真に収める人や、明かりを眺めて思いにふける人の姿などが多く見られた。
「四萬六千日」は、観世音菩薩の縁日に当たり、この日に参拝すると4万6千回参拝したのと同じご利益があると伝えられており、例年同日に行われる。
この日をより多くの人に知ってもらおうと、ミズ・ネットワーク松阪(東村佳子代表)が毎年、境内で「星☆あかりコンサート&鈴の音屋 夜ろず市」を開いており、今年で16回目。今回は伊藤さんらと縁のあった市民の協力で、松阪で初の竹あかりが披露された。
境内には、川渕さんやワークショップで来場した親子が、竹にドリルで穴を開けて作った竹灯籠約560個が並べられ、幻想的な雰囲気に。同7時20分からは、伊藤さんによるライブパフォーマンスが……(続きは本紙で)