松阪市立野町下出地区で10日午前9時から、山の神に五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を祈願する「嫁入り神事」が営まれた。
800年以上も昔から伝わる祭りで、男女一対の山の石碑を中心に行われ、毎年正月明けの日曜日、交替制の年番が中心となって続けられている。
今年も地区内の全18戸から1人ずつ参加。年長者に教わりながら、わらでたいまつと、人に見立てた男女一対の人形を作り、順に火を付けて、重ね合わせるようにして、「寝床」に見立てたどんど火の中へ投げ入れた。
参加者は持参した餅を…………(続きは本紙で)

五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する「嫁入り神事」で、火にわら人形を投げ入れる下出地区の住民たち=立野町で