多気郡明和町は、町内の小学校で使っている県産材の児童の机と椅子を、来年度の新1年生から順次スチール製に戻す考えを明らかにした。県の「みえ森と緑の県民税市町交付金」を使って全学年に導入したが、想定以上に劣化している上、子供には重くて動かしにくく、学校現場からの強い要望もあるという。
この交付金は「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」を推進する「みえ森と緑の県民税」の趣旨にのっとって、市町が地域の実情に応じて創意工夫した森林づくりの施策を展開するためのもの。各市町の人口と森林面積に合わせて交付される。
同町では2014(平成26)年度から毎年新1年生の分を購入。20(令和2)年度で全学年に…………(続きは本紙で)

劣化が目立つ小学校の机と椅子(明和町が町全員協議会に示した現状写真)