丹生水銀は奈良の大仏に使用か 多気郷土資料館で記念講演会

2020年10月22日(木) 20:15

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 多気郡多気町相可の町多気郷土資料館(上山善也館長)はこのほど、同所の郡教育会館で、開催中の企画展「本草学とふるさと―健康長寿へのあこがれ―」に合わせた記念講演会「古代の丹生水銀をめぐって」を開き、町職員を含む約70人が聴講した。
 この日の講師は、日本古代史が専門の学芸員で平安時代を研究し2016(平成28)年まで明和町竹川の斎宮歴史博物館にいた県総合博物館展示・交流事業課の星野利幸課長(51)。
 星野課長は水銀の種類や昔の用途などを話した後、薬剤としての水銀について話した。平安時代の法令集「延喜式」の「諸国進年料雑薬条」によると、伊勢国から毎年薬の原料として水銀18斤(約12㌔)が宮内省の医療・調薬を担当する部署「典薬寮」に納められていた。
 また続日本紀からは……続きは本紙で

 

201022丹生水銀を巡って…講演

奈良の大仏に大量の水銀が使われた記録から飯高諸高が取り立てられた背景まで持論を展開した星野課長=多気町相可の多気郡教育会館で