斎宮跡、発掘開始から50年 明和町の国史跡 3日から斎宮博が記念特別展

2020年9月19日(土) 20:15

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 多気郡明和町の斎宮と竹川にまたがる国史跡・斎宮跡は、1970(昭和45)年の発掘調査開始から今年50周年を迎えた。調査前は「斎宮」の地名が残る辺りに、いにしえの斎王の宮があったらしいという程度に人々の記憶も風化していたが、50年間の発掘でさまざまな遺物、遺構が出土し、解明が進んだ。竹川の斎宮歴史博物館(上村一弥館長)は10月3日から、最新の研究成果の披露を中心に50周年記念特別展(夕刊三重新聞社など後援)を開く。
 最初は住宅団地開発計画をきっかけに史跡西部で行った発掘調査で、奈良時代の大型倉庫建物や大規模な溝と共に蹄脚硯(ていきゃくけん)というすずり、大型赤彩土馬などが出土。斎宮の範囲の想像以上の広大さも分かった。継続的な調査で、最盛期の平安時代には碁盤目状の区画で構成される大規模な方形街区が存在したことなど、国家祭祀(さいし)の拠点として太宰府、多賀城と並び、国家を支える重要機関としての役割を担ったことが分かってきた。
 特別展は11月23日までで、近年の史跡……続きは本紙で

 

200919斎宮の出土品

斎宮跡で出土した重要文化財の飛鳥時代の土器などが展示される(斎宮歴史博物館提供)